放送運行監視業務稲垣 翔(いながき しょう)
2010年入社


どんな仕事ですか?

放送局にはマスター室と呼ばれる場所があります。
この場所では、全ての放送素材が集約され、これらをコンピューターで自動制御し1日の放送スケジュールに従って番組とCMをお茶の間に届ける役割を果たしています。
私の仕事は、スケジュール通りに放送が進行しているか、放送内容に誤りが無いか、各放送機器の動きに問題はないか監視することと、放送機器にトラブルが発生した場合に原因を特定し対応することです。
また、地震・気象・ニュース速報の送出、あるいは大規模な災害や事件が発生した場合の臨時番組への切り替え作業も行います。
これらの仕事を通じて、24時間365日 安全・安定した放送に努めています。

日ごろ心がけている事は?

安全・安定した放送を心がけていても、何らかのトラブルに見舞われることがあります。
このトラブルが直接放送に影響するものであれば、早急に対処を行わなければなりません。
トラブルの対処方法は様々ですので、普段からそれらに対応できるよう想定しながら監視にあたっています。
それに大規模な災害や事件が起こった時には自分はどう行動すればよいのか等、シミュレーションも欠かせません。
いつ、どのような事態が起きても臨機応変に自分の判断が直接放送されるという緊張感を持って日々監視業務に努めています。


やりがい(この仕事をしていてよかった)を感じた瞬間は?

放送運行を円滑に進めるにあたり、マスター設備の保守や改修作業を行います。
特にマスター設備の改修作業は、放送運行の効率化、設備追加による放送運行の安定化作業を通じて、放送の質の向上を目的とするものです。
自分が携わった設備改修作業が完成し、放送が安定的にお茶の間へ届けられていることに貢献できると嬉しくなりました。
完全に裏方の仕事なのですが、放送の根幹を支えていることを実感できる仕事だと思います。